約 42,097 件
https://w.atwiki.jp/monmas_x/pages/1715.html
水着ティアマット 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) 獣 魔法 回復 ★4 12 1555 775 2150 924 958 ヒールマスター 【全】ヒール回復量1.5倍全体化 ★5 22 2044 910 2806 1043 1119 光輝なる海底 【全】ヒール回復量2.5倍+麻痺耐性(小) 詳細 2016年8月 水着ガチャ限定 アビリティ 【個】防御が150アップ 【個】素早さが200アップ 【個】人間族からのダメージ10%カット 【個】妖怪族からのダメージ10%カット 進化素材 獣の魂×3、獣の超魂×1、500,000G ★4・★5スキル ヒール 味方一人のHPを回復 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/2740.html
KZ/072 R 水着のトモノリ/吸血忍者 女性 パートナー ビーチバレー中 トモノリ/吸血忍者 女性 レベル 4 攻撃力 4000 防御力 6500 【学園妻としては腕がなるぜ!】《元気》《妄想》 【自】 このカードがリングからリタイヤ置場に置かれた時、あなたのリングの《元気》を選び、そのカードの次のアタックはパートナーアタックになる。 作品 『これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド』 関連項目 《妄想》 これはゾンビですか?&これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド 笑顔のトモノリ/吸血忍者
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1351.html
武藤カズキ&津村斗貴子 「やっぱさ。斗貴子さんってチョコ切る時バルスカ使うの?」 「使わん!! というかのっけから何言ってるんだ」 怒鳴る斗貴子にカズキはキョトリとした。 「え、狩るんでしょ?」 「何をだ!!」 「チョコレート型ホムンクルス」 「そんなおかしなバケモノ居るわけないだろ!!」 カズキはハッとした。白くなり電流を飛ばした。 「そうだった……」 「分かってくれたか」 「斗貴子さんは拘り派! ならまずは原材料から!」 「言っとくがカカオ型も居ないからな」 居そうだけど居ない。斗貴子はジト目で断言した。 早坂秋水&武藤まひろ。 「カカオ型ホムンクルス……。まさか実在したとは」 倒れ付す敵の前で。 暗褐色の液体滴る愛刀片手に早坂秋水は呟いた。息は荒く汗も多い。総角並の強敵だった。 「秋水せんぱーーい」 向こうからまひろが走ってきた。敵の消滅を確認すると秋水は武装解除した。 「どうした?」 「あのね。もし手が空いてたら探し物手伝って欲しいの」 「分かった。手伝おう。探し物は何だ?」 えーとね。まひろはあどけなく呟いた。 「カカオ豆なんだけど下ごしらえして動けるようにした途端いなくなっちゃって……」 (ま さ か ! !) 先ほど倒した敵の出自を思い早坂秋水は戦慄した。 中村剛太&早坂桜花 「どうしたの剛太クン。顔の右半分萎れてるのに左はひどく嬉しそう」 「先輩からチョコ貰ったけど……どうせ義理なんだよなぁ。くそう。嬉しいけどくそう」 机に上体横向きで突っ伏す剛太。その感情は込み入っているらしい。歓喜と落胆。両方に見舞われている。 「あら可哀想。そんな剛太クンに私からプレゼント」 「どうせ義理だろ。つーか言っとくけどエンゼル御前型のハートマークチョコとかそんなベタな代物じゃないよな」 氷にヒビの言ったような嫌な音が笑顔の桜花から漏れた。その手は包みを差し出したまま固まっている。 「そ、そもそもバレンタインデーって聖人の命日なのよ? チョコあげる必要なんてないと思うの」 「何必死になってんだよ。ひょっとして図星?」 「ち、違うわよ。これはただの既製品だし……」 「じゃあ問題ないだろ。見せろよ」 桜花の切れ長の瞳が急激に潤んだ。 「ほら早く見せろよ。ヘンなモンじゃねェんだろ。とっとと見せて楽になれよ」 「~~~~~~~~~~~!!」 「はーやーく。はーやーく」 「だから……その……ちがっ……」 掠れた野次の中、肩をすぼめた早坂桜花はただ双眸に涙を湛え羞恥に震える。 若宮千里&河合沙織 「貴信せんぱいにチョコあげたらなんかすっごく泣かれた」 「へ、変な調理とかしてないでしょうね。玉ねぎ沢山いれたとか」 んーん。首を振る友人に千里はただホッとした。 「ところでちーちんは剛太先輩にチョコ渡さないの?」 「そ、そんなの。迷惑だろうし……」 「ダメだよ! 高校生活は短いんだし渡せる時に渡さないと!」 「ちょ……。離し……」 強引に手をつかまれ千里は剛太のいる教室へ。 「はーやーく。はーやーく」 「だから……その……ちがっ……」 教室の中にいるのは剛太と桜花の二人のみ。 なにやら見せろ見せろと詰め寄られ桜花は耳たぶまで真赤である。 (ヤバイ現場に) (出くわした!!) 2人とも青くなってアワアワした。 防人衛&楯山千歳&根来忍 慣れた様子で防人は受け取った。水色の平べったい箱はいかにも質素で事務的だ。 「ありがとう。ところで千歳。もう1箱持っているようだが……自分用か?」 「いえ。戦士・根来の分よ」 「そりゃいいな。アイツは友達が少ない。貰える相手がいるのはいいコトだ。すぐ渡しに行きなさい」 千歳は頷きヘルメスドライブでワープした。しかし1分と経たぬうちに戻ってきた。 「ブラボー。さすが早いなってまだ箱を持っている。もしかして渡してないのか?」 「いえ。断られたわ。『防人戦士長の手前、悪かろう』って」 「ム? なぜそこで俺が出てくる?」 防人はしばらく考え込んだがやがて戛然と叫んだ。 「そうか! チョコレートには匂いがある! 俺の指揮で動くときそれで敵に察知されるのを恐れたか!」 「なるほど。さすが戦士・根来ね」 根来なりの配慮をよく分かっていない2人だった。 火渡赤馬&毒島華花 「水素をふんだんに練りこんでみました」 「いいじゃねえか毒島。こいつァ燃えるぜ」 ばすばすと爆ぜる火渡はご満悦だ。 「あとリン化水素などの可燃性毒ガスもあります」 「毒で弱った上に燃やされる、か。ヘッ。不条理だな。ますます気に入った」 そのほか色々なガス配合のチョコレートを火渡めがけぽいぽい投げる毒島(ガスマスク着用)。 通りかかった円山はあきれた。 「なにアレ。実験感覚? 風情も何もないわねえ」 前夜の夜。 「こ、これで火渡様は喜んでくれるでしょうか……?」 錬金戦団の調理室で白い手をチョコでどろどろにしながら夜半まで調理に勤しむ毒島(素顔)が居た。 パピヨン&ヴィクトリア=パワード 「言っとくけど別にアナタのために作った訳じゃないわよ」 自分用に作ったら余ったのであげる。頬やや赤い穏やかならぬ様子でヴィクトリアは板チョコを差し出した。 「ふーん。チョコねえ。まあ腹の足しぐらいにはなるだろう」 片目を瞑りながらかぶりつくパピヨンをヴィクトリアは童女のようにどきどきと見た。 「そ、その。食事中聞くのもなんだけど…………おいしい?」 「喰うに耐えんほど不味ければさっさと血ごと吐いている。いちいち聞くな」 その晩。 ビシィ!!! 寄宿舎の自室のベッドの上でひとり人生最大級のガッツポーズをするヴィクトリアであった。 総角主税&小札零 「フ。随分高級そうな物を買ってくれたじゃないか小札。ホワイトデーに破産させる気か」 「3倍返しなどととととても。高いのは、ほ、本命であります故、手抜かりなど……」 包みを開け食べる総角を小札はじっと見つめた。 「なんだなんだ。フ。まさか俺に見惚れているのか?」 「……そそそそうではなく、その」 チョコの包装は大まかにいって3つに分かれていた。 一番外は綺麗なピンクの包み紙。 二番目は1辺5cmほどの立方体。外箱である。 三番目は外箱より一回り意小さなプラスチック製の中箱で透明だった。 チョコが直接入っていたのは中箱だが、緩衝材だろうか、その下に細かく刻まれた藁が敷き詰められている。 総角の頬を嫌な汗が流れた。 「え、何。まさかこれ食いたいの?」 小札は頬を赤くし頷いた。 鳩尾無銘&鐶光 「いいか。バレンタインデーなどというのは毛唐が勝手に決めたコトなのだ!」 「はぁ……」 少年無銘は決然として吼えた。 「日本に生きる我々が乗せられ浮かれるなどあってはならんのだ!」 「えっ。でも無銘くん……クリスマスになると……浮かれ「うるさい!!」」 怒号。虚ろな目の少女はちょっと悲しくなった。手を差し出す。 「じゃあ今あげたチョコ…………返して……下さい」 無銘の顔に罪悪感が満ちた。あと惜しそうな顔もした。目が露骨に泳いだ。 「い、いや? 我は忍びだし? 踊らされた愚か者を喰うのはむしろやって当然のコトだし?」 (嬉しいけど…………無銘くん面倒くせえ……です) 栴檀貴信&栴檀香美 デパートに行く。選ぶ。 「ご主人何いい?」 「……任せる!」 お会計。 「お買い上げありがとうございます。お包みしますか」 「よー分からんけど頼むじゃん。おっ垂れ目発見! 喰らえじゃん!(ガコッ ←時速180kmの箱が直撃)」 帰宅後貰いチェンジ。貴信が食べる。 ポリポリポリポリ……。 (……) (選んでから貰うまでの過程全部知ってるから…… 侘 し い ! !) 自分で買ったようなものだし。 武藤ソウヤ&羸砲ヌヌ行 「フフッ。義理だが一応あげるよ。(ガチ本命! めちゃガチ本命なんだよソウヤ君!! うおお!!) 「あ、ありがとう」 不承不承受け取るソウヤの表情にキュンキュンくるヌヌ行だが表情はあくまでクール。 「というか何でチョコくれたんだ?」 「えっ」 思わぬ質問にヌヌ行は固まった。 「バレンタインデーだよソウヤ君。知らないのかい?」 「ああ。だって俺のいた未来世界はムーンフェイスのせいで荒廃していたからな。そういう慣習などちっとも……」 知るヒマがなかったという。 (やっべ。まっしろすぎるよソウヤ君。やっべ) 「ブハア!!」 「!!?」 興奮のあまり鼻血を噴いて仰け反るヌヌ行をソウヤは愕然と見るばかりであった。
https://w.atwiki.jp/vs-wiki/pages/1422.html
MTL/128 TD 水着のララ/デビルーク星人 女性 パートナー 聖夜のララ/デビルーク星人 女性 レベル 1 攻撃力 2000 防御力 4000 【浜辺は気持ちが良いね~♪】《宇宙人》《王族》 【スパーク】【自】あなたのベンチの作品名に“To LOVEる”を含むカードが3枚以上なら、あなたは相手のベンチのカードをすべて選び、【レスト】する。 作品 『もっとTo LOVEる -とらぶる-』 5月11日 今日のカードで公開。
https://w.atwiki.jp/cssuit/pages/16.html
ミズノ競泳用水着である.かなりのハイレグカット. 価格 メーカー希望小売価格 8,295円 (税込).この手のデザインの女性用水着は流行おくれなのか,町のスポーツショップではたたき値で売られていることも多い. 素材 マイティライン2 (ポリエステル80%・ポリウレタン20%) サイズ表 アクセサリ 胸パット無し,胸パット装着用無し.股クロッチあり. 所感 非常にきついハイレグカット.これを着用してプールで泳ぐ女の人はいろいろ大変だろうなぁと邪推してしまうほどである. 抜群の伸縮度.非着用時のときのサイズはかなり小さく,一瞬本当に着用できるかと疑ってしまうが,生地は難なく伸びて着用可能である. 身長180センチ,体重60kg程度の男が着用した場合,Lサイズで若干窮屈に感じる.しかし,もともと体を締め付けるように設計されている競泳用水着であるためこの程度が本来の性能であるのかもしれない.サイズ選択の基準になれば幸いである. 生地は薄めであり,さわり心地もさらさらとしているため,大変よい感じである.水をはじく表面コーティングが施されているため,まったくといっていいほど水をすわない生地である.そのため,水にぬらしたときと,乾いているときとを比較するとあまり見た目の感触は変わらない.
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1298.html
なぜ香美と倉庫に閉じ込められたのか? いまとなっては剛太自身よく分からない。確か演劇部員の1人に何かの小道具 をとってくるよう頼まれた? ………………無責任なようだが剛太はただ斗貴子のいろんな姿を見るため仮入部した。活動 じたいにさほど興味はない。よって詳細など知らない。 (あの冴えねー女率いる劇団との勝負に負けたら先輩がパピヨンの格好する……? イイかも。他の部員にゃ悪いけど) 頼まれごとをした時だって斗貴子──総角と秋水に熱烈な視線を送る秋戸西菜(クライマックス)にゲンナリしていた── の横顔に見惚れていた。 このときキャプテンブラボーこと防人が何やら耳元がごにゃごにゃいってる気がしたがよく聞いていなかった。 間違いの始まりはそこだった。 そして「倉庫ね倉庫、ハイハイ」といったはいいが何を探せばいいか分からぬコトに気づき踵を返そうとしたら……栴檀2 人がやってきた。で、愚にもつかない丁丁発止を経て目当てのブツを貴信が抱えあげた頃、入口の方で音がした。 ガラガラ。ガチャリ。剛太は血相を変えた。 …………最近秋水とそれなりの友誼あるせいか例の早坂家、「外は危ないから出ちゃダメよ?」が真先によぎった。 施錠、倉庫は外から閉められた。どこかの迂闊な、しかしお節介な生徒がやらかしたのだろう。5cmほどはある鉄の扉を 何度も強くたたき大声でよばうが反応はない。倉庫が校舎裏、冷たく湿った日陰の中にあるのを思い出した剛太はすかさ ずケータイを出す。不運。充電切れだった。(扉破るか? でも戦士が壊すっつーのもなあ。そもそもモーターギアにそんな パワーあるか? ねェだろ……) 豊かな髪をくしゃりと撫でながら脱出法を考える剛太にさらなる不運を見舞ったのは他に 誰あろう、香美である。 「いやあああああ! 暗いの、暗いのダメええええええええええええええ!!」 絹を裂くような、とはまったく良く言ったものだ。頭を抱えまったく惑乱なご様子のネコ少女、振り絞るような叫びをあげる。 ふだん気だるげな瞳が深刻の限界ギリギリまで見開かれすきとおる雫さえ舞い散った。 『ちょ、落ち着くんだ香美、僕がいる!! 僕がついているし中村氏だってそこに…………!!』 「ふにゃああ! なんかあしなぞった!! こわい!! だめだめだめ!! ももももーでる! でる!!!」 まったく不便な体だと同情したのは、扉めがけ突進する彼女を貴信がムリに止めようとしたせいだ。あわれ複数の指揮系 統を有するその体は、「突っ込む」「止まる」を同時にこなそうとしたせいで、大きくバランスを崩した。しかもホムンクルスの 高出力、人間がこけるというより250ccのバイクが中央分離帯を爆砕するような加速が生まれた。そしてそのまま香美は 両手をばたつかせながら……壁へ。大地を揺るがす衝突音の中ホコリが舞い散り剛太は大きくせき込んだ。 (ん? でもあれだけ勢いよくぶつかりゃ壁に穴ぐらい開くんじゃ) 開かなかった。どういう訳か壁は無傷……。 (あ? 何でだよ! ホムンクルスの突進浴びてなんで無傷なんだよこの壁!! シルバースキンじゃあるm──…) ……。剛太の背中に冷たい汗が流れたのは「シルバースキン」、その言葉に防人衛を思い出したからだ。出立直前かれは 確かに何やらごにゃごにゃいっていた。去来。いまさらのように蘇る言葉。 「あー。倉庫に行くなら気をつけた方がいい。外から鍵かけられると少々マズい」 「あそこはL・X・Eの襲撃の際、あちこち調整体に壊されていてな。まあ要するに」 「修理しがてら強化しておいた。たぶんフェイタルアトラクションでも壊せないぞ」 「まぁでも火事のとき逃げやすいよう窓だけはただのガラスにしておいたし」 「ケータイもあるし大丈夫だ なぜ香美と倉庫に閉じ込められたのか? いまとなっては剛太自身よく分からない。確か演劇部員の1人に何かの小道具 をとってくるよう頼まれた? ………………無責任なようだが剛太はただ斗貴子のいろんな姿を見るため仮入部した。活動 じたいにさほど興味はない。よって詳細など知らない。 (あの冴えねー女率いる劇団との勝負に負けたら先輩がパピヨンの格好する……? イイかも。他の部員にゃ悪いけど) 頼まれごとをした時だって斗貴子──総角と秋水に熱烈な視線を送る秋戸西菜(クライマックス)にゲンナリしていた── の横顔に見惚れていた。 このときキャプテンブラボーこと防人が何やら耳元がごにゃごにゃいってる気がしたがよく聞いていなかった。 間違いの始まりはそこだった。 そして「倉庫ね倉庫、ハイハイ」といったはいいが何を探せばいいか分からぬコトに気づき踵を返そうとしたら……栴檀2 人がやってきた。で、愚にもつかない丁丁発止を経て目当てのブツを貴信が抱えあげた頃、入口の方で音がした。 ガラガラ。ガチャリ。剛太は血相を変えた。 …………最近秋水とそれなりの友誼あるせいか例の早坂家、「外は危ないから出ちゃダメよ?」が真先によぎった。 施錠、倉庫は外から閉められた。どこかの迂闊な、しかしお節介な生徒がやらかしたのだろう。5cmほどはある鉄の扉を 何度も強くたたき大声でよばうが反応はない。倉庫が校舎裏、冷たく湿った日陰の中にあるのを思い出した剛太はすかさ ずケータイを出す。不運。充電切れだった。(扉破るか? でも戦士が壊すっつーのもなあ。そもそもモーターギアにそんな パワーあるか? ねェだろ……) 豊かな髪をくしゃりと撫でながら脱出法を考える剛太にさらなる不運を見舞ったのは他に 誰あろう、香美である。 「いやあああああ! 暗いの、暗いのダメええええええええええええええ!!」 絹を裂くような、とはまったく良く言ったものだ。頭を抱えまったく惑乱なご様子のネコ少女、振り絞るような叫びをあげる。 ふだん気だるげな瞳が深刻の限界ギリギリまで見開かれすきとおる雫さえ舞い散った。 『ちょ、落ち着くんだ香美、僕がいる!! 僕がついているし中村氏だってそこに…………!!』 「ふにゃああ! なんかあしなぞった!! こわい!! だめだめだめ!! ももももーでる! でる!!!」 まったく不便な体だと同情したのは、扉めがけ突進する彼女を貴信がムリに止めようとしたせいだ。あわれ複数の指揮系 統を有するその体は、「突っ込む」「止まる」を同時にこなそうとしたせいで、大きくバランスを崩した。しかもホムンクルスの 高出力、人間がこけるというより250ccのバイクが中央分離帯を爆砕するような加速が生まれた。そしてそのまま香美は 両手をばたつかせながら……壁へ。大地を揺るがす衝突音の中ホコリが舞い散り剛太は大きくせき込んだ。 (ん? でもあれだけ勢いよくぶつかりゃ壁に穴ぐらい開くんじゃ) 開かなかった。どういう訳か壁は無傷……。 (あ? 何でだよ! ホムンクルスの突進浴びてなんで無傷なんだよこの壁!! シルバースキンじゃあるm──…) ……。剛太の背中に冷たい汗が流れたのは「シルバースキン」、その言葉に防人衛を思い出したからだ。出立直前かれは 確かに何やらごにゃごにゃいっていた。去来。いまさらのように蘇る言葉。 「あー。倉庫に行くなら気をつけた方がいい。外から鍵かけられると少々マズい」 「あそこはL・X・Eの襲撃の際、あちこち調整体に壊されていてな。まあ要するに」 「修理しがてら強化しておいた。たぶんフェイタルアトラクションでも壊せないぞ」 「まぁでも火事のとき逃げやすいよう窓だけはただのガラスにしておいたし」 「ケータイもあるし大丈夫だろうが念のため、な」 (言ってたぁ……) 剛太は力なく崩れ落ちる。斗貴子に見惚れていたのはまったく致命的。 趣味:日曜大工の防人衛の辣腕は向い来る香美を弾き飛ばした。そして後頭部の貴信から意識を奪う。ピンボールのよう に反対側へ命中したかれは顔面に何tもの衝撃を浴び、喪神。 「ご主人?」 とはもうもうと立ち込める芥子色の煙の中、ビョコリと座りなおした香美の弁。後頭部に手を当てじつとするコト二呼吸、 ふだんの機敏さがウソのようにそうぅっと左右を見渡した。広がる闇、窓こそあるが総て総て厚ぼったいベニヤで外から 塞がれている。まだ昼ながら真暗なのはそのせいだ。 「…………!」 か細い息をつきながらそれでも香美が叫ぶのをやめたのは、剛太が、部屋中央にブラ下がるランプに手を伸ばすのを 見たからだ。野性つよき少女といえどそれが照明道具なのは分かるらしく、こわばった表情に一縷の期待が灯った。 「ん? なんだコレ壊れてんのか? 点かねーぞ」 「わあああああ!! 垂れ目ーーーーーーーー!! 垂れ目ええええええええええええええええええええ!!!」 香美は剛太に飛びついた。か細い肢体ながらいかついアメフト選手のようなタックルだった。おかげで壁にしこたま頭を ブツけた剛太が、眼球を上めがけグルリと気絶の動きを取りながらなお貴信の二の舞を踏まずに踏んだのは、馬乗りの香 美が 「ダメなのあたし暗いところダメなの、傍にいて傍にいて傍にいて。ご主人気絶しちゃったしあんたしか頼れんお願いお願い!」 甘い声と涙と鼻水とを飛ばしながらひっきりなしに肩をゆすってきたからだ。 吹っ飛ばされた余波で剛太は床にあおむけだった。香美は彼の腰をまたぐ姿勢だった。 銀成学園へ転入して以降学生服をまとっていた彼女だが、この時は従来の軽装。白い二の腕がこぼれおちんばかりの 白いタンクトップ。縁が破れ色褪せたデニムの短パン。そこからブラ下がる鎖のアクセがじゃりじゃりなるたび剛太の眼前 で巨大な白い谷間が迫力ある律動を見せる。同年代の少女──例えばまひろなど──なら恥ずかしげに頬染め秘匿す べき大きなふくらみは、しかし元来ネコの香美はまるで無頓着。 日焼けを免れているらしく、服の形に白く染まる鎖骨から中は闇で浮かび上がるほど生白い。それが汗でぬめつき怪しげ な輝きを放っている。 斗貴子にしか興味がないとはいえ断種去勢を施されている剛太ではない。想い人とはダンチな早坂桜花の質量を背中 に押し付けられ赤面したのはいつだったか。あのぬくもり。弾力。柔らかさ。それらがどれほど呆気なく平素標榜する片意 地を粉砕するか!! 色香は魔力なのだ。人生を貫く大失敗あるいは不可抗力を呼ぶ化け物なのだ。 しばし剛太が揺れ動く巨大な乳房に目を奪われたといって斗貴子への不貞になろうか。 いやない。むしろ野生美と貴信 へのコンパチーブルゆえ下着なき双丘が、拍動のすえタンクトップとの挟間に突発的に覗かせた桃色の特異点から、意 思の力で強引に視線を剥がしただけでも豪傑、万雷の喝采を浴び褒められるべき偉業ではないか。 (見てねェ! オレは何も、何m……ひゃっ!!) 攻勢は止まらない。剛太の頬を生暖かくもザラついた湿気が通り過ぎたのは香美の舌が掠めたからだ。 「だまっとったら余計怖いの……! お願いじゃん、毛づくろいするからなんかいう、話す……」 いつしかネコ少女はその体をびっとりと剛太につけている。一層身近に迫るぬくもり弾力柔らかさにさしもの剛太も真赤 となる。誕生以来これほど肉薄した女性はいない。さきほど懸命に忘却せんとした光景がいまは薄布一枚向こうで艶めか しく息づいている。胸板の上でつぶれる膨らみの重さ、何もかも消し飛ばしそうだ。 (いや何でいま舐めた!?) 突っ込む気力など根底から奪う甘ったるい雰囲気が満ちていく。倉庫の中へ、満ちていく…………。 香美はもはや切なげに眉根を寄せ泣きそうな表情。しかも震えながら口を開け、恐る恐る剛太の頬を舐める。じゃれつく というほのぼのしたものではない。あえらかに息を吐き、すぼめた舌を下から上へぐぐぅと這わす。名前通り香しい唾液が なめくじのように跡を引く。この頃になると当然ながら跳ねのけようとする剛太だが相手は岩のごとく動かない。相手が動物 型ホムンクルス、人間を超越した膂力の持ち主なのだとつくづく痛感する間にも香美の体は艶めかしくくねる。舐めるたび とろけそうな肢体が剛太に擦れて刺激をもたらす。上半身だけでも大概だが跨ぐ都合上腰もまたビトリと剛太のそこへつき それが男性的な生理作用を痛いほど惹起する。 目の前にはしとやかな涙顔。普段とはまるで違う、不安に慄く香美の顔。桃色の霞を瞳に宿し鐶よりも儚げに震える表情 はふだんがふだんだけに余計心を直撃する。 (コイツ、こんなカオもすんのか…………) 愕然とする剛太だがしかし慌てて首を振る。すると鼻の穴を香美の舌がかすめ史上最大級の疼痛が心臓を直撃した。耳 たぶまでも真赤にしながら抗議というか提案を放てたのはやはり斗貴子への思慕あらばこそだ。 「つ!! つーか暗いのイヤなど窓壊せばいいだろ!! あれただのガラス! 目張りしてある板だってホムンクルスなら カンタンだろ!! 壊せば明るくなるし外出られる!! それでいいだろ!!」 「……や、やだ!!」 「なんで!?」 「だだだだってガッコーのもん壊すなんてダメじゃん! ご主人そーいってたし、それにそれにそれに怖いからって壊しちゃ まどとかいたとか可哀想じゃん!! なんも悪さしとらんのにジャマっつって壊したら……」 香美は涙ぐんだ。 「カワイソ、でしょーが………………」 どうにかどくよう説得できたのは2分後。どいてもらえたのはそこからさらに6分後……。
https://w.atwiki.jp/pgitem/pages/48.html
茶 e11 灰 e168 ベージュ e116 黒 e169 赤 e172 青 e171 黄 e167 緑 e84 紫 e170 白 e166 分類 ズボン-スカート 主材料 木綿×2 副材料 珊瑚×4 備考 染料×1 木綿
https://w.atwiki.jp/narumiayumu/pages/124.html
たん、たん。 連続して銃声が鳴り響く。 ききん、ききん。 連続して金属音が鳴り響く。 朝の光が差す草原で二人の少年が殺しあう。 「チッ、あのでっかい篭手が厄介だな……!」 「逃げてばっかでいいのかよ……そらよぉっ!」 浅月は自分の持つP90から発射される弾丸がどれも致命傷に至らぬことに舌打ちを。 剛太は今の勢いを保ちながら押しこもうと更なる追撃を。 武装錬金、ピーキーガリバーの特性である空気中の酸素を取り込むことで巨大になるのを利用して多種多様な攻撃を織り成し続ける。 放たれる銃弾もその能力を駆使して自分の肉体に通らないように防ぐ。 「くっだらねえ! 女死んだからって関係ねえ奴に八つ当たりか!? 惨めだなっ!」 「うるせぇ! 先輩は俺の全てだったんだ! 先輩がいたから俺はここまでやってこれた、生きてこられた!! なのに……なのにっ! 死んじまった、俺を残して!!!!!」 「こんな殺し合いだ、誰が死んでもおかしくはねぇだろうが」 「それでも、何で……どうして先輩なんだよ、死ぬべき奴はもっといるだろう」 「まあな、少なくとも今のてめえは――――この世界で最も死ぬべき人間だぜ」 「黙れ……」 「黙らねえよ、糞野郎。ほら、さっさとかかってこいよ。 それともなんだ、怖気付いたか? 先輩がいないと何もできない子なんでちゅかーってなぁ!」 呪われた子供と殺し合いに乗ったバカな奴。 この腐った肥溜めみたいな戦場で潰しあうにはおあつらえ向きな野郎どもだ。 ただ外野で震えているだけの奴等など知ったことか。ここは、俺達の戦場だ。 そんな糞野郎同士、不条理な世界に抱いた憎しみと憐れみを武器に込めて殺しあう。 二人の頭に浮かぶものは奇しくも同じ。互いに立場こそ違えど抱くのは。 「「お前は今ここで殺してやる」」 真っ黒な殺意でしかない。 言葉の応酬が終わったことで命をベットにした奪い合い。 銃弾が飛び、ピーキーガリバーによって防がれる。 その繰り返しがまた始まるかのように思われたが、違った。 「弾切れ……!」 リロードをする隙がないと悟ったのか浅月は手に持つP90をデイバックに投げ入れた。 使えないものを手に持っていても意味が無い。 これを好機と読み取ったのか剛太は浅月にへと突っ込んでくる。 (ここまでは計算どおり、こいつはやっぱり仕掛けてきた) なぜP90を“弾切れしてもいないのに”わざわざしまったのか。それは浅月の策にあった。 今までは遠距離から撃ってもピーキーガリバーに防がれ、何の意味をなさなかった。 いたずらに弾薬を消費していてはジリ貧。 加えて、後ろで呆然としている優希とフェイトの援護も期待できない。 「オラそこだ、ぶっ殺せー!!」と叫んでいる伊万里についてはもう言うまでもない。 いつまでもこの状態を続ける訳にも行かずに少し危険ではあるが賭けに出た。 P90をしまうことで隙を作る。そうすることで、剛太は接近してくると予想。 そこから繰り出すであろうピーキーガリバーの一撃をギリギリの所で躱す。 そして、放送前の戦闘で散らばっていたデイバックからかすめ取り、万が一の時の為にポケットに忍ばせている折りたたみナイフを素早く取り出してすれ違いざまに胸に突き刺す。 単純ではあるが自分がP90以外の武器を持っているのに気づいていない上に頭に血が上っている“素人”には有効だと考えた。 浅月は一つ勘違いをしている。剛太はただの素人ではない。 彼は化物たるホムンクルスを殲滅する為に訓練を重ね、核鉄を与えられるまでに至った錬金の戦士なのだ。 断じて素人ではない。いくら頭に血が上ろうとも心の何処かで冷静さを保ち続けている。 だからこそ――油断は死に繋がる。 「手榴弾だと……てめえ、特攻隊紛いのことしてんじゃねえよ!」 「ほら、どうした。さっさとこいつを遠くに投げないと巻き添え食らって死んじまうぜ?」 剛太は勝利を確信する。ここで、勝負を決めるべく浅月と同じく勝負に出る。 投げつけるのはM24型柄付手榴弾。銃弾の妨害もない為に正確な方向へとこれを投げつけることが出来る。 一投必中、乾坤一擲! 放たれた手榴弾は寸分の狂いなく浅月へと迫る。 この投擲を当然無視出来る訳もなく浅月は投げつけられた手榴弾をギリギリでキャッチし投げ返す。 「肥大しろ、ピーキーガリバー」 だがそのケースも予測している。予測していれば躱すこともどうということはない。 ピーキーガリバーを地面に突き刺して身体がすっぽりと隠れるぐらいに肥大させる。 これによって投げ返ってきた手榴弾の爆発を完全に防いだ。 「チッ、ホント厄介だな、その馬鹿でかい篭手は!」 剛太は地面からピーキーガリバーを引き抜いて再び浅月へと接近する。 でかい分だけ振りは大振り。よく見れば躱すことができるはずだ。 「武装解除」 その言葉が紡がれるのと同時にピーキーガリバーが六角形の金属へと姿を戻す。 浅月もあの巨大な篭手が一瞬で消えたことに驚きを隠せない。 「隙ができたな。武装錬金」 そして、剛太の右手には再びピーキーガリバーが装着される。 拳は既に射程圏内だった。後は、一撃を放つのみ。 躱し切れない。浅月はピーキーガリバーによる掌底を受けて後ろへと吹っ飛んでいく。そして、三人のいる元で動きを止めた。 「ひっ……!」 優希とフェイトは土に濡れた浅月を見て足を後ずさりさせる。 一方、伊万里は「オラ起きろ、さっさと起きろ! クソアロハが来るぞ!」と倒れ込んでいる浅月に蹴りを入れていた。 再び、剛太は手に手榴弾を持ち、後ろの四人へと投げ込んだ。 走って逃げた所でもう遅い、爆発は一瞬で四人を包み死へと誘うだろう。 「ああああああ! このクソアロハッ! てめえらの戦闘に外野巻き込んでんじゃねー!」 そんな馬鹿げた結末なんて認めない少女が一人。 「武装錬金!!」 少女、関口伊万里の手に持つ六角形の金属が光を放つ。 そして次の瞬間には彼女達を爆風から護る壁となっていた。 剛太は知っている。かの武装錬金、元はキャプテンブラボー、防人衛の使用する武装錬金だということを。 シルバースキン。外敵による攻撃から護る防護服だということを。 そしてその能力は裏を返せば――相手に着せると拘束服となる。 (させるか、そんなこと!) それを許してしまったら詰みだ。動きが止まっている間に浅月が起き上がってきたら殺されてしまう。 幸いなことに敵はシルバースキンを使いこなせておらず、特性についても詳しくは知らないはずだ。 ならば、そこに付け入る隙がある。伊万里が完全に使いこなせる前に――殺る。 「何、やってるんだよ……剛太!」 まだ動きを見せていない伊万里を殺そうと疾走する瞬間、剛太のいる場所に閃光が迸った。 即座にピーキーガリバーで閃光を防ぎ、事無きを得るが厄介なことになったと舌打ちをする。 このような時に限って一番会いたくない奴が現れてしまった。 「はっ、見りゃあわかるだろうが、武藤。こいつら殺そうとあくせく戦ってることぐらいわかんねーのか?」 後ろを振り返ると息を荒く吐きながらサンライトハートを握る武藤カズキの姿が見えた。 ああ、見ていて苛々する。 あいつは先輩が死んだというのに平然と偽善者ぶってやがる。 まだ、人を護るなんて理想を掲げてやがる、 それに比べて、自分は――。 剛太の中にある黒い感情が表面に吹き出しそうになる。 それを抑えるかのように、剛太は顔を醜く歪めてため息を吐き、頭を落ち着かせる。 「お前こそ先輩が死んだっていうのに平然と正義の味方ごっこか? よくやるよな。先輩の仇討ちよりも目の前の人を助けること優先か。反吐がでるな」 「……その人達は、斗貴子さんを殺したのか?」 「違う。さしずめ八つ当たりってとこだ……笑えるだろ? 先輩が死んでる頃こいつらはのんきにおしゃべりだ。 それ考えちゃあムカついてしゃあねえよ」 哂う。自分とカズキが同じ大切な人を亡くしたというのにとる行動が余りにも違っているのがおかしくて。 だからなのか、早くこの場にいる全員を殺さなければならないのに。 「武藤、先輩が死んでも悲しくねえの?」 こんなくだらない質問をしてしまった。 ◆ ◆ ◆ 津村斗貴子が死んだ。それはカズキにとって信じがたいことだった。 斗貴子は死にかけた自分に新たな生命をくれ、錬金の戦士として当初は素人だった自分を導いてくれた恩人ともいえる存在だ。 そして、蝶野攻爵率いるホムンクルス集団、L・X・Eとの死闘、ヴィクターの復活。 幾多の戦いを一緒に戦い抜いてきた。そのたびに彼女には肉体面でも精神面でも助けられた。 「悲しいさ」 そう、悲しくない訳がない。 今も胸には彼女のくれた生命、核鉄が残っている。 今も耳には彼女のきついながらも優しさがこもった言葉が残っている。 今も頭には自分の武装錬金を名付けたあの朝焼けと彼女の笑顔が残っている。 かつての思い出は全ては重みとなってのしかかってくる。 『キミが死ぬ時が私が死ぬ時だ』 あの浜辺での会話は色あせずに頭に思い浮かべられる。 いるだけで災厄を撒き散らす化物になりかけている自分に彼女は一緒にいようと言ってくれた。 それは何よりも嬉しくて暖かくて幸せだった。 思えばその時からカズキは斗貴子を――。 「泣きたいくらいに、悲しいさ。だけど、オレは……!」 「はっ。正義の味方をまだ続けるってか。くだらねえ、俺には理解できねえよ」 「ああ、理解されなくても助けてもらえなくてもいいさ。オレはこの正義を、貫く……!」 「お前自身がもう報われないとしてもかよ。武藤、護ったって意味はないんだぜ、バケモノ寸前のてめえには」 「それでもオレは貫くさ。例え、誰一人味方がいないとしても。 人を護る戦士として戦う。斗貴子さんも人を護る為に戦って死んだと思うから。 斗貴子さんの意志を受け継いで前へと進む」 その思いは叶わぬものだけど。 大切な人を護れずに今も生きているけれど。 それでもその重みを抱えて前へと進むと決意したから。 化物と化してしまうであろう瞬間までカズキは諦めない。膝を屈することをしない。 誰かを護るという思いを繋ぎ続ける。 「だから、止めるぞ……剛太! 同じ仲間として!」 サンライトハート。彼女がくれた護る為に戦う武装錬金。 これを片手に、この殺し合いを終わらせる。 その先に待っている人がもういなくてもカズキは、前へと進む。 「はっ、俺はお前みたいに他人護って喜ぶ程善人じゃねえんだ。先輩だけ、いてくれればよかった。 俺にとってはそれだけが前へ進む動力だった。だからもう、どうでもいいんだ。 むかついたら殺す。適当に生きるさ、はははっ! 死ねば先輩に会えるかもしれないしなァ!」 「剛太、それは間違ってるんだよ! そんなことしても斗貴子さんは喜ぶ訳ないだろ!」 「いまさらなんだよ! いまさらどうしろってんだ! 誰かを護る為に戦えってか? そんな正義の味方、願い下げだ! ほら戦おうぜ、武藤。化物対化物を狩る戦士様、おあつらえ向きな理由もあることだしよ!」 「今だ、ちぇすとおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 二人の会話を遮る大きな声。それと同時に迫る一つの影。 剛太は迫る影に軽く舌打ちをして横へと跳躍する。 影の正体は関口伊万里。 展開したシルバースキンは三人に被せ、着の身着のまま鞘付きの太刀を携えてふんぞり返っていた。 「ようクソアロハ! もう怒ったぞ、あたしは! メガネは使えねえし残り二人は辛気臭い面してるし! いっぺんあたしがぶっ殺すから覚悟しろや! というか避けてんじゃねえよ! 黙ってぶっ倒されろよ!」 「え、えと……とりあえず落ち着いて」 「爆弾投げられたってのに落ち着いていられるか槍野郎!」 「槍……そりゃあ槍だけどさ……」 「つうかお前はどうでもいいんだよ、ひっこんでろ! あたしが用あるのはそこのクソアロハだ! さっきからガタガタ好き放題言いやがって! 行くぜ、うらららららららららあああああああああああ!」 伊万里は般若のような形相を浮かべて縦横右往左往に太刀を振り回す。 だが、その一撃はいかんせん大振り、素人でも軽く躱すことができるレベルである。 剛太は当然、全ての攻撃を易々と躱す。 「おら当たれぇ! さっさと死ねぇ!」 「とんでもねえ奴だ……ああ、畜生ついてねえ!」 「もうやめろ、剛太! これ以上感情に身をまかせるな!」 三者三様、感情を顕にして戦闘は再び始まった。 ガンガンとけたたましい金属音が草原に響き渡る。 振る、斬る、突く、潰す。 どの攻撃も未だ誰一人を殺すに能わない。 三人共に決定打がなく、戦線は膠着していた。 「一番むかつくのはてめえだ、クソアロハ! てめえの八つ当たりであたしの恋路の邪魔をすんな! うざってえんだよ、ウジウジしやがってよぉ!!」 「ああ!? 黙れよ、クソ女! てめえに大切な人を失った悲しみがわかんのかよ!」 「わかってたまるか、馬鹿野郎! そんなの知るか! あたしが言いたいのはだな、人殺すんなら他んとこ行ってこいってことだ!」 何を言っているんだ、こいつは。 奇しくも剛太とカズキの抱く心持ちが一致する。 それもそうだ、人を殺すならよそでやれなどと言われるとは普通は思わない。 ここは常識的に考えて人を殺すなんてやめろ、などと止める言葉ではないのか。 「もう一度言ってやる! クソみてえな八つ当たりはよそでやれ! 消・え・ろっっっ! わかったか、クソアロハああああああああああああああああああ!」 「は、ははっ……クソ女にクソって言われるなんてな、もういい。武藤諸共死にやがれよ! 潰すぞ――ピーキーガリバー」 剛太の意志に応じてピーキーガリバーの大きさが一回り、二回りと大きくなっていく。 そして巨大化した掌が頭上高く掲げられ、そのまま力の限り振り下ろす。 狙うはいきなりの巨大化に目を点にして驚いている伊万里。 動きを止めている今ならば一撃を与えられる。 「させるかぁ!」 最も、それを邪魔する偽善者がここにいるのだからあっさりとは通らない。 カズキはピーキーガリバーがこれ以上進まないようサンライトハートを天高く突き上げる。 ガリガリと金属が削れる音が聞こえる。 剛太は二人を押し潰そうと。カズキはこのまま突き上げて貫こうと。伊万里は奇声を上げながら太刀を捨ててピーキーガリバーを持ち上げようと。 殺す。 殺させない。 沢村とデート。 それぞれがこの殺し合いで勝利をもぎ取ろうと意志を輝かせる。 三者三様の意志が混ざり戦況は膠着する。 「あ?」 膠着状態の終わりは一発の銃弾だった。 たんっと小気味いい音が三人の耳に入った。 それは一瞬。一秒の出来事。カップラーメンすら作れない短い時間。 だがその一瞬が膠着と一人の人間を壊した。 「俺を忘れてるんじゃねえよ」 銃弾が飛んできた先、そこにはP90の銃口を剛太にポイントしていた浅月がいた。 蚊帳の外からの一撃。それは誰もが想定してはいなかったものだった。 銃弾は、剛太の眉間を貫いた。 力を失った身体は数秒経って地面へと崩れ落ちる。 同時にピーキーガリバーが解除され、核鉄へと戻った。 剛太の間違いは何だったのか。 感情の赴くままに乱入したのが間違いだったのか。 この島に降り立ってすぐに斗貴子を探しに行かなかったのが間違いだったのか。 最も、正しい答えがあるにしろもうその間違いを直すことはできない。 ただ、確かにいえることは剛太は奪われたまま、何も取り戻すことも出来ずに死ぬということだ。 たった一つの銃弾の一撃で錬金の戦士としての努力が。 たった一つの感情の暴走でこれから先の人生が。 思い一つ残す瞬間すら与えられずに全てを奪われた。 結局の所、剛太は狂人となって人を殺す殺人鬼になる訳でもなく、感情を制御して仇討ちに全てを捧げる訳でもなく。 「死ね、半端者」 感情を抑えることのできない宙ぶらりんな半端者だった。 無様に、哀れに、一人の弱き青年の生命は終わる。 されど、世界は止まらない。 【中村剛太@武装錬金 死亡】 【I-6/一日目/朝】 【浅月香介@スパイラル~推理の絆~】 【状態】全身打撲 【装備】月臣学園の学生服、FN P90(0/50)@スパイラル~推理の絆~、折りたたみナイフ 【所持品】支給品一式、携帯電話、大量の五百円玉@魔法先生ネギま!、スクール水着@魔法先生ネギま!、予備弾倉×2 【思考】 基本:知り合いとの合流 1:とりあえず殺し合いには乗らない。 2:時間軸の違いと怪我の治りについて困惑。 ※参戦時期は12巻終了後 【片岡優希@咲-Saki-】 【状態】健康 【装備】 【所持品】支給品一式(水を三分の一消費) 不明支給品1~3 【思考】 基本:???? 0:咲ちゃん、のどちゃん、染谷先輩……。 【関口伊万里@スパイラルアライヴ】 【状態】健康 【装備】葛葉刀子の野太刀@魔法先生ネギま! 【所持品】支給品一式、シルバースキン@武装錬金、不明支給品0~2 【思考】 基本:沢村とデートしたい! 0:あれ、あたしが一撃ぶち込む前にこいつ死んだ? 1:クソアロハムカつく。槍野郎邪魔すんな。メガネマジ使えねえ。 ※参戦時期は最終話終了後 【フェイト・テスタロッサ・ハラオウン@魔法少女リリカルなのは】 【思考・状況】:精神衰弱、肉体疲労(中) 【思考・状況】:なし 【道具】:支給品一式、不明支給品0~2 【思考・状況】 基本:???? 0:ユーノ……クロノ……。 ※二期終了後からの参戦です。 ※I-6に金属バット、支給品一式×2、不明支給品0~2は浅月達で分配されました。 【武藤カズキ@武装錬金】 【思考・状況】:腹部にダメージ、右肩に刺突痕(応急処置済み) 【装備】:サンライトハート@武装錬金 【道具】:支給品一式、投げナイフ、不明支給品1~3 【思考・状況】 基本:ゲームには乗らない 1 他の参加者と協力して情報交換。 2 知り合いとの合流 ※7巻62話からの参戦。 ※近くに支給品一式、応急処置セット、M24型柄付手榴弾×2、ピーキーガリバー@武装錬金が落ちています。 Back 俺が願ったもの/私が願ったもの 時系列順で読む Next たった一つだった冴えたやりかた Back 俺が願ったもの/私が願ったもの 投下順で読む Next たった一つだった冴えたやりかた Back 壊れた世界たち 浅月香介 Next [[]] Back 壊れた世界たち 片岡優希 Next [[]] Back 不屈の意志はこの胸に 武藤カズキ Next [[]] Back 壊れた世界たち 関口伊万里 Next [[]] Back 壊れた世界たち フェイト・テスタロッサ・ハラオウン Next [[]] Back 壊れた世界たち 中村剛太 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/monmas_x/pages/1711.html
水着イズナ 種族 タイプ 属性 レア コスト HP 攻撃 魔力 防御 素早 パッシブスキル名 パッシブスキル(最大時) 死霊 魔法 火・雷 ★5 25 1823 1002 2175 1098 1109 精神の祝福【極】 【全】魔力2倍 ★6 40 2623 1198 3037 1185 1195 潮風のハイビスカス 【全】魔力2.5倍+全状態異常耐性(大)+デバフ無効 詳細 覚醒 50 波打ち際の夏霞 【個】火と雷属性攻撃1.3倍 2016年8月 水着ガチャ限定 アビリティ 【個】HPが900アップ 【個】赤種族にダメージ20%アップ 【個】沈黙耐性が14%アップ 【個】緑種族にダメージ20%アップ 【個】魔力が1200アップ 進化素材 死霊の魂×3、死霊の超魂×2、虹の超魂×2、族長の超魂×1、1,000,000G 覚醒素材 邪氷剣ドレー×2、鬼修羅×3、スノーロータス×3、キャプテンスカル×2、1,000,000G ★5・★6スキル 朱夏八雷陣 【魔】敵全体に火と雷属性魔法 覚醒スキル 朱夏八雷烈破 【魔】敵単体に凄まじい火と雷属性魔法 ダメージ限界値1.3倍 朱夏八雷天陣 【魔】敵全体に凄まじい火と雷属性魔法 座禅 自身のMP35回復+パーティーのMPを5回復 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/busoushoujo/pages/196.html
SR 暗殺兵 [水着]エドナ・マロリー CV 三浦愛恵 どんなときでも冷静さを失わない。山と自然が大好き。シェードのいなくなった世界で、世界の山々を自由に登るのが夢。 誕生日:1月12日 身長:165cm BWH:90/60/92 血液型:A 出身:カナダ カード画像 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 限界突破カード画像 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 トップ画像 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 限界突破トップ画像 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 コミュニケーション画像 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 ストーリー1「」 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 ストーリー2「」 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 ストーリー3「」 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 ストーリー4「」 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。